この記事ではメンズエステを中途解約するときのローンやクレジット払いの扱いについて解説しています。
メンズエステには様々な種類の施術がありますが、自分が満足できるような効果を得るためにはコースを契約して通う必要性が出てきます。
しかし、コースを契約するためには安くない金額が必要になり、現金で支払うことができない方はクレジットカードを使って分割払いをしたり、エステで用意されているローンを組んで支払いをしていくことになります。
ただ、思うような効果が出なかったり、諸事情で通うことができなくなったりして中途解約をする場合に前述のような支払い方法を選択していた場合にはどうすればいいのだろうと思う方も多いでしょう。
この記事ではそのようなことについて解説していますので参考にしてみてください。
分割払いの種類
メンズエステで施術にかかる費用を分割で支払う場合には大きく分けて2通りの支払い方法があります。
クレジットカードを利用した分割払い
自分が持っているクレジットカードを利用してメンズエステにかかる費用を分割して支払う方法です。
通うエステサロンによって利用することができるクレジット会社が違う他、利用するクレジット会社によって分割手数料も違います。
ローンでの分割払い
エステサロンが提携しているクレジット会社でローンを組んでメンズエステの費用を分割して支払う方法です。
こちらはローンを組む際に審査に通る必要があります。
メンズエステでは支払い方法として現金払いの他にこれらの選択肢が用意されていますが、基本的にどちらも借金をしていることに変わりはありません。
ではクレジット払いでの契約やローンを利用した契約を解除するにはどうすればいいのでしょうか?
クーリングオフ
こちらは中途解約とは違いますが一度結んだ契約をすべてなかったことにすることができる方法です。
クーリングオフとは「契約総額が5万円を超えており、契約期間が1か月を超えている」「契約を結んでから8日以内」という条件を満たしていれば一方的に契約を解除することができる制度です。
制度を利用するには契約を解除する旨を記載した文書を内容証明郵便などでエステサロンとクレジット会社に郵送するだけです。
この手続きを行うことでエステサロンでのクレジットでの支払いやローンもクーリングオフできます。
たとえ高額なローンを組んでいてもクーリングオフで契約自体がなかったことになりますので、ローン契約も最初からなかったことにできます。
ただ、クーリングオフの期間を過ぎてしまうと中途解約というかたちになり、少しややこしくなってきます。
クレジットカードの分割払いで契約している場合の中途解約
クレジットでの分割払いとは?
これはメンズエステの施術にかかる費用を現金で一括支払いできない方が利用する方法です。
利用者がクレジット会社にメンズエステにかかる費用の立て替え払いを依頼し、クレジット会社が立て替えてくれた費用に手数料を加えてクレジット会社に分割して支払っていくという契約です。
契約を結ぶとクレジット会社はエステサロンに施術にかかるすべての費用を支払います。
このことにより利用者とエステサロンの間には施術の契約が結ばれ、利用者とクレジット会社の間にはクレジット契約が成立することになります。
中途解約するには
メンズエステでの契約は特定商取引に関する法律によってクーリングオフの期間が過ぎていた場合でも解約にかかわる費用を支払うことで中途解約をすることが認められています。
ただ、現金での一括支払いとは違って、サロンの他にクレジット会社と契約を結んでいますので、エステサロンに契約を解除する旨を伝えると同時にクレジット会社にも同様の通知を行わなければなりません。
通知をしなかった場合にはクレジット会社から請求が来続けることになりますので注意が必要です。
代金の清算
エステサロンとクレジット会社に契約解除の旨を伝えた後には、エステサロン・クレジット会社・利用者の3者間で代金の清算をする必要があります。
清算方法は主に2通りあります。
1つ目は、エステサロンがクレジット会社と結んでいる契約をキャンセルして、エステサロンがクレジット会社から支払われた立て替え金を返還する方法です。
この方法では利用者とクレジット会社のクレジット契約がなかったことになり、利用者とエステサロンの間で代金の清算を行うことになります。
また、利用者が返金を受けられる場合にはクレジット会社から利用者へ返金されます。
もう1つは、利用者が受けた施術の代金がクレジット会社が立て替えている代金を上回っている場合です。
この場合は利用者とクレジット会社の間のクレジット契約は継続し、不足している施術代金を利用者がクレジット会社に支払う必要が出てきます。
どちらの清算方法になるとしてもエステサロン・クレジット会社・利用者の3者間でしっかりと話し合うことが重要になります。
ローンを利用した契約の場合の中途解約
ローンを利用した分割払いとは?
クレジットカードを利用した分割払いと同様に、メンズエステの施術にかかる費用を現金で支払うことができない場合に利用する支払い方法です。
審査に通りローンを組むと、施術のための費用をローン会社から借りてエステサロンに支払ったことになり、利用者とエステサロンには施術の契約が、利用者とローン会社にはクレジット契約が結ばれることになります。
中途解約するには?
こちらもクレジットカードでの分割払いと同様に中途解約が法律で認められており、契約を解除する旨を記載した文書をエステサロンとローン会社に送付することで解除が可能になります。
代金の清算
ローン契約を解除する場合にもエステサロン・ローン会社・利用者の3者間で清算を行います。
エステサロンからは解約にかかわる費用を除いた金額が返金されますので、それをローンの返済に充てることになります。
しかし、ローンの残金によってはサロンから返金された金額だけでは足りないこともありますので、その場合は利用者が自分自身で支払う必要があります。
この際にローンの支払いを滞納しているとローン会社から督促状がきたり、裁判所から支払い命令がきたり、挙句の果てには財産や給料が差し押さえられる場合がありますので注意が必要です。
まとめ
ここまでメンズエステにおけるローンやクレジット払いを行っている際の中途解約について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
なお、下記の記事でローンやクレジット払い以外の契約解除やクーリングオフについて紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。